NISSIN GROUP

結果にこだわる日清食品の乳酸菌Lab.

記憶力に

記憶力にビフィズス菌 N61

認知機能の一部である※1
※2する乳酸菌

※1 視覚記憶力:図形を覚え、思い出す能力

※2 複数の情報から特定の情報に注目する力

どうやって見つけたの?

近年、腸内細菌が健康と密接に連関していることが明らかになっており、腸内細菌を含めた腸と脳が機能連関することを意味する“脳腸相関”が注目されています。

そこで、精神を安定させ、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」を増やす効果の高い乳酸菌を、日清食品グループが保有している微生物ライブラリーの中から細胞試験でスクリーニングして発見。それが、乳児由来の「ビフィドバクテリウム・ロンガム N61株 (ビフィズス菌N61)」です。

ビフィドバクテリウム・ロンガム N61株
ビフィドバクテリウム・ロンガム N61株

どんな働きをするの?

ビフィズス菌N61の継続摂取により、記憶力(視覚記憶力:図形を覚え、思い出す能力)、注意力(複数の情報から特定の情報に注目する力)を維持することが実証されました。

臨床試験の方法

物忘れを自覚する健常な男女に12週間、2群に分け、ビフィズス菌N61を含む食品(被験食)と含まない食品(プラセボ食)を摂取してもらい、記憶・計算・作業記憶(判断力)をキーワードに高次脳機能に関して試験を実施しました。

比較

【対象者のスクリーニング】
(1)年齢が50歳以上69歳以下の健常な男女
(2)物忘れを自覚する者
(3)摂取前検査の認知機能評価項目について、成績低者から優先的選択する
【試験内容】記憶、計算、作業記憶(判断力)をキーワードに高次脳機能に着目し試験できる。
【摂取期間】12週間
【評価方法】
・ミニメンタルステート検査(MMSE : Mini Mental State Examination)
・認知機能検査技術:Cognitrax

平均以上のスコアの参加者を対象に解析、記憶力と注意力の改善が見られた

総合記憶力のスコアが平均以上の参加者を対象に、さらに解析を実施すると「視覚学習、幾何学形状の記憶・認知力」「情報処理の速さと正確さ」が有意に改善しました。

視覚学習、幾何学形状の記憶・認知
情報処理の速さと正確さ」

プラセボ食群 n=17 被験食群 n=17 平均値±標準誤差 *:P<0.05(有意差有り) プラセボ食群 n=17 被験食群 n=17 平均値±標準誤差 *:P<0.05(有意差有り)

なお、この成果は「薬理と治療(2019年47巻10号、1677-88)」に論文が掲載されました。

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